『 犬とネコ 』

正毅&咲綺

朝起きたら・・・―――なんて作り話の中じゃ珍しくもないでしょうけど
実際、こんなことが起きたら驚くに決まってます・・・よね?

私と、正毅さんが動物になってた・・・・・・なんて。

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「咲綺?!」
「正毅さん??」

「・・・何だってまた、こんなことに・・・」
「正毅さん?・・・・・・かっこいい・・・」
咲綺の前には、白と黒が斑に混じり合い、しなやかな身体をした
ダルメシアンがいた。
「そうか?咲綺も・・・可愛いな」
そして咲綺は、頭の部分だけ少し黒の毛が混じった白いアメリカンショートヘア
になっていた。
「そう、ですか?・・・よかった」
あまりの可愛さに、正毅は咲綺の頬を舐めた。
「・・・ひゃぁっ!」
それに驚き、ぴょ〜ん!と飛び上がってしまった咲綺。
「咲綺?!」
「び、びっくりした・・・(ドキドキ)。あ、正毅さん、ごめんなさい・・・」
「いや、驚かせたんだな。まあ、身体の大きさも俺とは違うし」
そうすると、部屋の外から大きな音が聞こえて来た。
「ひゃっ!」
その音にも反応して、咲綺が飛び上がる。
「咲綺・・・大丈夫か?」
「正毅さぁん・・・私、心臓がちっちゃくなってびっくりしやすくなったみたい・・・」
にゃぁぁん・・・と、甘えたような声で正毅の名を呼び、泣きそうな声を出した。
「咲綺は音に敏感みたいだな。俺の方が耳はよく聞こえるはずなのに」
そうふたり・・・いや、2匹は微笑み合った。

「わぁ〜vv正毅さん!ね、私すっごく身体が柔らかくなってるっ!」
耳の後ろに手をやってみたり、身体を丸めたりしてその柔らかさを
確認した咲綺は、人間の時より遥かに身体が柔らかいことに喜んだ。
「はは、よかったな。そうか、柔らかくなったか。それじゃあ・・・」
「ん?何・・・?」
「どんな体位も思いのままだな♪」
「・・・・・・・・・えっ・・・・・・;;」
咲綺は硬直し、正毅は上機嫌だった。

End・・・・・・・・・?


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KatzenGaruten 様
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